top of page
検索

エネルギー基本計画 火力発電の位置づけめぐり議論 国の審議会      2024.7.23 経産省

中長期的なエネルギー政策の指針「エネルギー基本計画」の見直しに向けた国の審議会が開かれ、火力発電の位置づけをめぐって意見が交わされました。二酸化炭素の排出削減が課題となる中、委員からはエネルギーの安定供給への影響も考慮すべきだといった意見が出されました。


ことし5月に始まった「エネルギー基本計画」の見直しの議論は、AIの急速な普及などで今後、電力需要の増加が見込まれる中、電源構成をどう定めていくかなどが焦点となっています。


23日開かれた経済産業省の審議会では、電源の7割を占める火力発電の位置づけをめぐって意見が交わされました。


この中で、経済産業省の担当者からは、火力発電を取り巻く現状について、電力需給がひっ迫した際の調整力などとして重要である一方で、脱炭素に向けて、国際的には石炭火力の休止や廃止への要請が高まっているほか、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、稼働率が低下し、設備の老朽化も進んでいることなどが説明されました。


これに対して出席した委員からは、「国民がエネルギーの安定供給に不安を感じない時間軸で脱炭素を進めるべき」という意見や、「事業者が火力発電の設備を保有し続けられるよう政府の支援が必要だ」といった指摘が出されました。

 

以上

閲覧数:4回0件のコメント

最新記事

すべて表示

第12回GX実行会議開催 令和6年8月27日

令和6年8月27日、岸田総理は、総理大臣官邸で第12回GX実行会議を開催した。会議では我が国のグリーン・トランスフォーメーションの加速に向けて議論が行われた。 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べた。 「これまでの2年余、委員の皆様方には、それぞれの立場から高い御見識...

R6.7.23、第2回GX2040リーダーズパネルでの首相発言の要点

第2回会合では、エネルギーと産業構造、産業立地の在り方を中心に、世界情勢も踏まえた意見交換をお伺いした。 本日の議論を踏まえて、年末に取りまとめる総合的な国家戦略、さらには、次期エネルギー基本計画の取りまとめの際に、以下3点を盛り込むことが必要だと考えている。GX担当大臣は...

Comments


bottom of page